6月2日の夜おそく。
外を見つめて、思わずため息が漏れる。
「ムリかな…。」
雨音が聞こえる部屋で、思わずつぶやいた言葉。
むすめにあんの運動会前日の夜である。
運動会 開催の行方は…?
翌朝 5時30分。
むすめにあんの小学校に入ってから2回目となる運動会。
昨年もだったが、今年も天候に恵まれなかった。
天気予報は2日前くらいから雨予報、沖縄付近に停滞している台風2号の影響で、
全国的に不安定な状態が続いていた。
運動会開催の有無は、朝6時に学校から配信されるお知らせメールでわかる。
メールが着たら延期、来なければ開催。
ドキドキしすぎて、30分も早く目覚めてしまったのだ。
そわそわしながらスマホを何度も確認する。
メールの送受信ボタンなんて
ガラケー時代によく押していたけれど、
令和の時代にこんなに連打するとは…。
しかし、待てども待てどもメールは来ない。
外は前日の大雨で、自宅前のアスファルトも水がしみ込んで真っ黒に染まっている。
水たまりも、少しばかり目立つような状態だ。
でも、メールは来ていない。
そう、思いっきり曇天の中、開催されたのだ。
今年のむすめにあん
昨年のむすめにあん、緊張した面持ちで競技に参加していた印象だ。
(昨年の初めての運動会については、こちらをご参照ください。)
競技の内容は昨年と同様。
むすめにあんの学校は生徒数が少ないため、
1,2年生の低学年
3,4年生の中学年
5,6年生の高学年
が、まとめて競技を行うのだ。
1,2年生の参加する種目は、
①50メートル 徒競走
②玉入れ
③よさこいソーラン(全学年一斉に踊る)
④低学年全員参加型リレー
となっている。
徒競走。
走りには、あまり自信のないむすめにあん。
「いつもお友達に負けちゃうの~」と嘆いていた。
本番もしっかり4位(4人中)であった。可愛いからOK。
玉入れも、「なかなか入らないの~」と言っていたむすめにあん。
入場で流れたウタの「新時代」でノリノリに踊りながら現れ、
宣言通り、玉を一つもカゴにおさめることなく競技は終了。
可愛いからOK。
よさこいソーランは、昨年よりも格段に上手になっていた。
よさこいという踊りは、本来力強く格好いいという印象の踊りであるが、
むすめにあんが踊るその様は、さながらアイドルのそれであった。
全員参加リレーは、信じられない展開があった。
リレーは4組に分かれて走るのだが、最初むすめにあんの紅組は4位スタートであった。
しかも、結構な差であった。
「これは、このまま進行しそうだな」と思った矢先だ。
むすめにあんのちょっと前で、紅組の子が大爆走。
順位をひっくり返し2位まで躍り出た。
そうして、むすめにあんにバトンが渡った。
バトンの受け渡しで若干てこずり、3位になったが、
その後ぐんぐんと1人、また1人と抜き、
1位の状態で次のバトンをつないだのだ。
私、ぱぱらいおん、ばちゃカンガルーの3人で観に行っていたのだが、大はしゃぎであった。
どの競技の間も、なんなら移動中も、
ずーーーーーっと笑顔だったむすめにあん。
徒競走なんて、ケツだったのに、走っている間も笑顔だったし、
よさこいも、開始前からニコニコ。踊り終わった後は、達成感に満ち溢れた表情を浮かべていた。
リレーで1位の状態でバトンを渡した後は、ルンルンではけていき、
観ているこちらも、笑顔と笑いが止まらなかった。
1回目も大いに感動した。
でも、2回目はもっと感動した。
3回目は、きっともっと感動するんだろう、と感じたたぬきであった。
追記
前日、私が仕事から帰宅すると、
窓ガラスにびっしり4体、てるてるぼうずが飾られていた。
むすめにあんと、ばちゃカンガルーと二人で作ったそうだ。
赤いペンで書かれた顔は、ちょっとホラー感があったが、
その後、私も1体だけ作成し、窓ガラスに張り付けた。
(むすめにあんのてるてるは、たまごっちの顔らしい。)
てるてる坊主効果があったのか、
運動会中は、雨が降っても、傘が必要かな?と迷うぐらいの小雨が
一瞬降ったり止んだりという状態で済んだ。
運動会終了後、家に着く少し前にザーザー降りになり、
その後風がついて結構な天気になったのだ。
てるてる坊主さまさまである。
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