健康診断のはなし

つぶやき

毎年、今くらいの時期に、会社の健康診断がある。

会社とは少し離れた大きな総合病院で、

2週間かけて、1日2~3人ずつ交代で受けるというものだ。

 

その時のこぼれ話をちょっと書いていく。

すごく気の抜けた話なので、ぜひ、全身の力を抜いて読んでほしい(笑)

 

受けた項目

年齢によって、受ける検査項目が違う。

私は、一応ギリギリ20代ということで、下記のラインナップだった。

 

・身体測定(身長、体重、腹囲、視力、聴力)

・血液検査(当日採血)

・尿検査(当日朝採取したものを提出)

・血圧測定(時間をおいて、計2回)

・心電図

・レントゲン

・乳がん検査(超音波のみ)

・子宮がん検診(内診・細胞採取)

・医師による診察(呼吸音や心音を聞く、問診など)

 

フルで、しかも費用は会社負担。とてもありがたい健康診断だ。

35か40を超えると、

・マンモグラフィ検査

・バリウム検査

などの項目も追加されるらしい。それはちょっと恐怖している。

(大変だと聞くので…)

 

この中でも、ちょっと印象的だった検査の話を書いていく。

 

採血にて

採血の際。

私は、採血の時に、針が血管に刺さる瞬間を見るのが苦手である。

ちなみに、スプラッター映画は見れる

 

あの、太い穴の開いた針が、自分に刺さっていく…というのが、

非常に恐怖なのだ。刺してしまえば、平気である。

 

なので、採血の際は、顔をそらして目をつぶることにしている。

今回採血してくださった看護師さんは、とてもやさしい人だったようで、

「大丈夫?痛いの怖いよね、すぐ終わらせるからね」

「寝て採血する?」と心配してくれた。

大丈夫ですよ、刺さる瞬間だけ怖いだけなので…というと、

そのまま進めてくれたのだが…

 

「どっちの腕からとりますか?」

「あ、じゃぁ左腕で…」(腕を差し出す)

 

「刺しちゃダメなところはありますか??」

 

刺しちゃだめなところ…?????

どういうこと…???

 

初めて聞かれる確認事項だったため、

ちょっと答えに戸惑った。

 

素人が判断できるのだろか…刺しちゃダメなところ…

あぁ、過去に失敗した血管とかってことか?といろいろ考えながら、

全部大丈夫です。と答えた。

 

今思うと全部は大丈夫ではない

 

その後、つつがなく小さな入れ物3本分血がとられていった。

 

視力検査にて

私は、目が悪い。

両目ともに、0.2ほど、近視で乱視だ。

普段は、ケントデリカットができるメガネをかけている。

昨年は、メガネをかけた状態で、両目0.4という数値をたたき出し、

「メガネを作り直してくださいね」と言われた。

 

作り直さぬまま、検査に臨んだ。

 

顕微鏡のような、のぞき込むタイプの視力検査で、

中に見えたCのかけた部分の方向を、

手元にある方向キーを押して答えるというもの。

ちょっとしたゲームみたいだった。

 

機械から、「かけている部分を答えてください」と言われる。

問いかけすら機械なのだ。時代は機械なのである。

 

明らかに見えていないものもあったが、

わからない場合の対処法を聞いていなかったので、

適当に答えていた。

(やっている途中で、わからなかったら下の×ボタンを…と言われた。先に言ってくれ

 

そうして出た結果。

 

右目 1.0 左目 0.8

 

かっ…回復している…だと…ッ!?

 

看護師さんも、「あらっ!よくなってますね~」と驚く。

「メガネ変えてないんですけど」と内心思いつつ、

「調子が良かったんですかねアハハ…」と、その場を後にする。

 

おそらく、あてずっぽうが当たっていて、結果がよかったようだ。

変なところで運が良いのである。

 

医師による診察にて

一番驚いたのは、医師による診察。

2つ部屋があって、空いている方に呼ばれるような形だったのだが、

私が呼ばれた部屋のところには、

カタカナで書かれた名前札が貼ってあった。

長くて一瞬では読めなかったが、とりあえず、中に進む。

 

「失礼しま~す…」

と、入っていくと…

なんと、外国人の先生だった。

(おそらくイスラム教徒とか、そのあたりの国の先生で、ヒジャーブを巻いていた

(とても目がきれいな色をしていたのが印象的)

 

流暢な日本語で、とても丁寧に進行される。

 

四半世紀とちょっと生きてきて、外国人のお医者さんに診てもらうのは、初めてだった。

日本語が通じるとわかっていたが、なぜかとても緊張した。

 

自己紹介をされ、そのあと、

首のあたり(甲状腺の張れなどがないか)を触診、

呼吸音・心音を聞いて、問診に入った。

 

「ここでもし、検査項目で異常があるものは、先にお話しするのですが…」

視力もよくなってます…

(あてずっぽうだったけどね…)

身長と体重も…増えてますね

(体重ェ…)

 

「健康です」

 

健康です

 

いや、この上なくいいこと。

でも、健康です、の一言がちょっとシュールだった。

体重も増えてたのに(昨年よりデブ)健康はちょっと笑った。

 

 

健康診断は大事

会社でこういう風に、全身くまなく調べてもらえるのは、

とてもありがたいと思いつつ、

もし、要診察や、精密検査が必要などの結果が出た場合、

会社に一度通知されて、職場の上司づてで結果が伝えられるシステムであるため、

ちょっと恥ずかしいのである。

 

いつまでも、健康でいたいものだ。

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