みなさんは、バタフライエフェクト という言葉をご存じだろうか?
蝶の羽ばたきが、どこかで竜巻を起こすように…
些細な物事や、何気ない判断が、思わぬところで大きな影響を与えているかもしれない。
という、カオス理論の一つだそうだ。
最近は、そんなバタフライエフェクトの要素を取り入れた、
まるで、自分だけの映画を作れるようなゲームがたくさん存在する。
その中でも、たぬきが好きなゲームを3つ、ご紹介していく。
※核心を突くような表現はしませんが、もしかしたら若干のネタバレを含む可能性があります。
Detroit: Become Human(デトロイト ビカムヒューマン)
2018年5月に発売された、アクションアドベンチャーゲームだ。
主人公は3人のアンドロイドだ。
警察に配属されたコナー、
病気をしている有名な画家の身の回りの世話をするマーカス、
家政婦として雇われたカーラ。
チャプターごとに、各キャラクターを操作し、物語を進めていく。
オススメポイント
グラフィックが非常にキレイ。
そして、3人の主人公が織りなす、自分と、自分を取り巻く人間とアンドロイドの運命の行く末を、
はらはらドキドキしながら、自分が作り上げていくという高揚感。
私が特に好きなのは、コナーというキャラクター。
まさに、優等生のアンドロイドですっ!という感じの、
融通も利かなければ、感情もない、相方の刑事(ハンク)をイラつかせる天才なのだが、
そのコナーと、ハンクの凸凹っぷりが、なんと愛くるしいのだ。
UNTIL DAWN -惨劇の山荘-(アンティルドーン さんげきのさんそう)
2015年8月に発売された、アドベンチャーゲーム(ホラー要素あり)。
雪山の山荘に集まった8人の男女を、謎の殺人鬼が襲ってきて…!?というお話。
オススメポイント
とにかくキャラクターの個性が濃い!!
アクが強いというか、まるでアメリカのホラー映画のような、
パリピが集まってやや色々ありました!という話の運びが、
そういうの大好きな人にはたまらないだろう。
いろんなホラー映画のいろんな要素を、つまんでちぎって入れましたという演出の数々も、
これまた魅力的なのだ。
また、日本版の製品では、グロテスクでショッキングなシーンは、暗転してしまい、
何も見えない状態になることから、タイトルをもじって
「暗転ドーン(アンテンドーン)」と呼ばれ、親しまれている。
HOUSE OF ASHES(ハウスオブアッシュ)
※Amazonのリンクが、PS4用、楽天のリンクが、PS5用のソフトとなっております。
昨年発売された、「THE DARK PICTURES」シリーズの第3弾とされる
新感覚ホラーアドベンチャーゲーム。
(1作目: MAN OF MEDAN(マン・オブ・メダン)、2作目:LITTLE HOPE(リトル・ホープ))
なお、シリーズだが、話に関連性はなく、オムニバス形式の3つのゲームとして発売している。
そして、上記で紹介したUNTIL DAWN -惨劇の山荘-と、制作会社が同じである。
舞台は、2003年のイラク。
地下化学兵器施設の疑いのある建物の調査を命じられるCIAエリート部隊と、
それを待ち伏せし応戦する現地のパトロール隊。
戦闘の最中に、突然大きな地震により地盤が陥没、地下深くにある神殿に迷い込み、
そこで恐ろしいモノに襲わていくが…というお話。
オススメポイント
立場の違う者同士が、力を合わせて、危機を乗り越えていく。
というテーマのエモさ。
そしてこちらも、キャラクターの個性が豊かで、
特にヒロイン。このヒロインが、いろんな意味で好きである。
ものすごく感情移入ができないヒロインというのも、
珍しいのではないだろうか(笑)
全作品に共通している バタフライエフェクトシステム
この3つの作品、バタフライエフェクトシステムが取り入れられており、
物語を進行していく上で、あらゆる選択を迫られることになる。
その選択によっては、他のキャラクターの好感度が上がったり下がったりして、
その後のストーリーに影響してくる、という要素がある。
また、QTE(クイックタイムイベント)というものがあり、
瞬時に指示されたボタンを押す・操作をする、ができなければ、
最悪 キャラクターが死亡し、そのまま物語が進行してしまう。ということもあるのだ。
かなりハラハラドキドキである。
自分のたった一つの選択で、物語が変わる。
自分だけのストーリーを作り上げられるゲーム。
とても魅力的ではないだろうか。
気になった方は、ぜひプレイしてみてほしい。
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