成人式のおもひで

つぶやき

本日1月10日は、成人の日でした。

 

毎年、テレビで成人式の模様を伝えるニュースを見ると、

ふと、自分の成人式のおもいでがよみがえります。

 

着物選び

まずは、なんといっても着物選びです。

隣の町の貸衣装屋さんへ行き、半年以上も前から着物を選んで予約します。

そうしないと、自分が着たいと思ったデザインのもの、

流行りや新作のデザインの着物や小物は、予約済みとなってしまうからです。

 

ばばくま(私の母)は、なぜかやたら「赤い着物が華やかでいい」と、

赤い着物をとにかく推していました。

(自身も赤い振袖で、姉も、もれなく赤い振袖でした)

一応、一応ほかの色も試着させてくれ!と言って、

オレンジピンクなど、あらゆるお着物を着せてもらいましたが、

自分でも、赤い着物が一番しっくりきました。

 

はやりデスソース顔です。

濃い顔には、濃い色なんです。

 

前撮りと当日で大胆チェンジ

お着物も決まり、まずは、着物を着て撮影スタジオで写真を撮ってもらう

前撮りです。

この日のために、髪の毛を伸ばし、足りない部分はウィッグもつけてもらい、

モリモリの頭(それでも控えめではあった)で、撮影にのぞみました。

 

スタジオでは、日本の神社や、おだんごでも出てきそうな茶屋のような背景が

スクリーンで切り替わり、それに合わせてポーズをとります。

写真が苦手だった(すぐ半目になってしまう)私は、

ぎこちない笑顔を浮かべながら、写真屋さんの指示にしたがい、

首をかしげてみたり、顎を引いて!と言われ、二重顎になってみたり

振り返ってはにかんでみたり。

 

その様子を離れた場所からそっと見守るばばくま。

 

私が、紫色の番傘をもって撮影していたときです。

明らかにちょっと目線をそらして、肩を震わせるばばくま。

 

あれ?ちょっとウルっと来てる??

娘の大きくなった姿に、感動しているなぁ~?

と思っていたら。

 

「番傘持った途端、演歌歌手みたいだった」

「貫禄がすごい。」

「笑いが止まらなかった」

 

止まらなかったのは、涙ではなく、笑いの方だったようです。

 

(ちなみに、出来上がった写真を見て、私も「演歌歌手だぁ…」ってなりました)

(当時、今より若干ふっくらしていたので、余計貫禄があったのです)

 

前撮りの事があって、当日…

演歌歌手みたいだとわかってしまった以上、

何かを変えなければ。

 

そこで、伸ばしていた髪の毛をばっさり切り

ミニボブで、大きなお花をつけるのではなく、さりげない飾りにして、

もりもり頭をやめました(笑)

当時、頭に生花をつけるのが流行りだしたころで、

私は見た目がかわいいから、という理由で、

赤・ピンク・白のカーネーションをつけてもらうことに。

 

今思うと、少し頭の部分が寂しかったかな?と思いますが、

このシンプルな髪形のおかげで、

式が終わった後、着物を脱いで、着替えてそのまま二次会に…

非常に楽ちんだったので、結果オーライでしょう。

 

 

北海道の成人式といえば

北海道の成人式といえば、晴れ着の小物様々な工夫があって、

着物オンリーだと、1月の冷たい雪や風は堪えるので、

ふわっふわの白いファーのストールをまくのが一般的です。

なので、みんな101匹ワンちゃんのあの人みたいになります。

 

それから草履

そのままのむき出しの草履では、積雪した地面はもちろん、

溶けかけた日には、べちょべちょだし滑るし、

いろいろと危ない思いをするので、

草履が雪の上でも歩けるようなタイプのものを履きます。

 

硬いプラスチックのスリッパみたいなものがはめ込まれており、

雪の上も、多少の移動であれば、難なく歩けるようになっております。

着物の見た目を損なうことなく防寒・雪対策ができる優れものです。

 

 

一生に一度の成人式

成人式というものは、一生に一度しか体験できません

正直、式の内容は、何をしたかサッパリ覚えていません。

しかし、ずっと会えなかった友人と再会したり、

お互いの近況報告をして盛り上がったりと、とても素敵な思い出です。

 

みなさんは、成人式、どのように過ごされましたか?

この機会に、少し思い出すものいいかもしれないですね!

 

 

追記

私は、誕生日が3月のため、成人式時点では、まだ19歳

なので、友人がお酒を飲んで盛り上がる中、

カルピスで盛り上がった私。

 

カラオケは朝方まで続き、

友人たちを車で家まで送り届けた。

 

そして翌日は、ぐったりと眠り続けた。

それはもう、泥のように。

 

たまに、友達とパーッと騒いで、朝までコースとか、

してみたいな。とよぎることもある。

 

しかし、そんなことができた10年前とは、ほど遠い自分。

 

夫婦そろってラーメンを食べた翌日に、

仲良く腹痛に見舞われるような、そんな現在。

 

もう若くない

オールなんてしたら、何が起こるかわからない。

体の皮が全部裏返って、内臓が表に出てきてしまうかもしれない。

 

ああ恐ろしい。若いって素晴らしい。

でも、老いた今も、十分好きなのである。

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